安楽死と尊厳死の違い

正確な定義付けが成されているとは言い難いが、安楽死と尊厳死には、概ね以下の通り差異がある。

  • 安楽死 — 薬剤投与等によって積極的に死に至らしめる。
  • 尊厳死 — 延命治療の中止等によって消極的に死に至らしめる。

尚、安楽死は尊厳死を含む広義の用語と捉える場合もある。この場合に於いて、広義の安楽死は積極的安楽死(狭義の安楽死)と消極的安楽死(尊厳死)に分類する考えがある。

更に、単に穏やかに死に至ることのみにつき安楽死と呼ぶこともあるし、医療処置によって副次的に生命を短縮させることを以て間接的安楽死と呼ぶこともある。

2008年に日本学術会議が発表した資料に用語の説明が見られるので確認されたし。